隠れアスペルガーだった私の子育ては普通ではない
アスペルガー症候群と知ったのは子育てが終わりに近づいた頃、そう、息子は既に立派に成人した後でした。
それまで自分に障害があるとは知らずにいた私は隠れアスペルガーで子育てをしてきたのです。
以前も書いたかもしれませんが自閉症スペクトラムは自分では気付きにくい障害。そらそうですよね、自分がおかしいなんて思わない考え方をするのですから!
私は私という考え方が強いので気付くのは大抵周囲の人だそうで、本人が気付くのは他の問題がきっかけになる事が多いんだそうです。
隠れアスペルガーの子育てが正解か間違いかはまだ分からない
成長した息子はかなり友達が多く、良く飲み会や遊びに行っています。親の背中を見て育たなかったようで(笑)
明るく朗らかで人の悪口を言わない、嫌われない要素が盛り沢山な人間に育ちました。
遺伝の要素が強いと言われるasdですが、全く要素が見当たらない。今のところ成功したと思っています。
私があまり子育てに悩まなかった理由
アスペと知らずに子供を育てていた私ですが、実は殆ど悩んだ事がありませんでした。
それには両親の助けがあったからというのも大きいのですが、ママ友同士の付き合いを一切しなかったからというのも大きいと考えています。
学生時代から友達と仲良くする事が苦手だった私は、親友と呼べるような友達はいません。幼稚園の頃は悩んだ事もあったのかもしれません。
しかし小学生の頃は昼休みに運動場で一人で遊んでいた記憶があるので、一人でいる事が嫌ではなかったのでしょう。
そんな私が大人になったからと言ってママ友なんて作る訳もなく、いたってスムーズに卒業まで進んでしまいました。
悩んだ事は「もし虐めにあったら」と言うことくらい。しかしそれも「だったら辞めればいいや」とかなり楽観的。
内緒ですが小坊主さんにしたいなんて思ってたくらいです(笑)
子供に多くを求めない
親って子供に凄く高い理想を押し付けてしまう事がありますよね。私も子供が2歳頃まではそうでした。
しかしある時「この子は私じゃなくてこの子なんだ」という事に気付いたのです。
私の理想は一つの事を追求出来るような子になって欲しかったのですが、誰がみても至って普通の息子。
自分が出来なかった理想を突きつけても出来る訳がないと思ったのです。
とんびが鷹を産む事もあるかもしれませんが、もしそうなら自分でそれを見つけられるはず。
そう思ったのがかなり早い段階だったからか、かなり自由に育てるようになりました。
自分と違って当たり前、その当たり前は理解出来ないけどそれでいい。そう思うと悩む事って殆どなくなるんですよね~♪
当然家事は大嫌い
家事は私にとって一番苦手な仕事と言える分野です。料理を作るのも洗濯するのも掃除するのも大嫌い。それを絶対にしないとダメ!なんて思うときっと潰れてたと思います。
しかし全て適当(笑)掃除しなくても生きていけるし、着る洋服がなくなれば洗濯すれば良いし、野菜多めでたんぱく質とご飯があれば何とかなる!!
こんな家事のやり方なので出来る主婦とは程遠いのですが、いいんですそれで。だって自分は自分で自分のやり方でしか出来ないから。
こんなところが発達障害と言われるところなのだと思いますが、やっぱり今考えてもそれでいいと思っちゃいます(笑)
その当時はまだこの障害はあまり周知されていなかったのもありますが、隠れアスペルガーだった私が選んだ子育ての方法。
普通じゃなくても立派に育つのですから、きっとこれが我が家の正しい方法だと信じてます。
もしあなたが悩んでいるなら、もっと自分らしいやり方を考えてみると楽になりますよ♪