アスペルガー症候群の成人女性や大人の少し変わった特徴

40代に入り汎用性発達障害、自閉症スペクトラムに属するアスペルガー症候群と診断された私。成人アスペルガーの特徴や気持ちを本音で書いています。同じ障害を持つ方から夫や妻、そして子供がアスペルガーで悩んでいる方にも理解して頂ければと思います。

アスペルガーは残念と言われるが本人は思っていない

アスペルガー症候群の人は残念な人・・・

 

なんて言葉をインターネットなどで良く目にしますが、実はそう思っているのは周囲の人だけ。

 

本人はいたって普通だったりするんです。

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自分を客観視する事が苦手な自閉症スペクトラムな私達。自分がどのように思われているかは気付きません。

 

また、相手の気持ちが分からないという特徴もあるので、そう思われているとすら気付かないのです。

 

発達障害者よりも周囲の方が大変

自閉症スペクトラムの人と関わりを持つ恋人や家族、そんな人達が辛いと思い精神的な病となる。これをカサンドラ症候群と言います。

 

つまり、発達障害者以上に苦しい思いをするのは本人ではなく側にいる人達。

 

決して優しさに欠けているとは思っていないasdなのですが、定型発達の人から見るとかなり配慮が足りないと思われているのです。

 

この点が障害者の難しい部分なのですが・・・

 

結婚していると相手の事にあまり関心を持てないから冷たく感じられるのではなく、安心しているから素の自分でいられる。

 

しかし本当の自分をそのまま出してしまうから

  • 愛情が感じられない
  • 優しくない
  • 冷たい

と言われてしまうのです。

 

例えどれだけ親密な関係でも気をつかう部分があるようなのですが、それが分からないのが問題になってしまうのでしょう。

 

分からないで済ませるのはまた問題。だからどこに問題があるかを聞きならが勉強していかなければならないのです。

 

発達障害を知らない人からすればアスペルガーは残念と思われているかもしれませんが、本人的にはどこが残念かすら分からない。

 

そんな違いが定型発達と発達障害にはあるのです。