アスペルガー症候群だと知らなかった若かりし頃、私はかなりこだわりの強い人間だと思っていました。
だから友達と上手くいかない、友達が出来ない、それら全てが私の性格でそんな性格が決して嫌いではなかったのです。
しかし自閉症スペクトラムだと知った今、少し過去を振り返ると良く経験したシチュエーションを思い出します。
それは一瞬の間。
余白の美などではなく変な「間」があったのです。
何とはなく話している、そこに私が言葉をかける、すると間があく(汗)
皆が一瞬止まり笑顔が消えた後「なに言ってるのよ~」と良く言われたのですが、きっとこれドン引きされてたんですよね~
影でどう言われていたかは分かりませんが、そうやって人が去っていく。
気付けば誰もいなくなる・・・、これ自閉症スペクトラムの人にとって誰もが1度は経験した事があるのではないでしょうか。
アルバイトをしても「あなた何しているの?」と大声で言われた事、その後他の人がバタバタと慌しそうにしていた事など、あれこれ思い出すと結構「こいつ何やってくれちゃってんだよ!」と思われていたのでしょう。
知らない間に人を不快にさせる
それが気にならないのが発達障害の特徴ですが、そう考えると可愛げがないですよね(汗)
決して相手を不快にさせようと思っている訳ではないのですが、知らない間に人を不快にしてしまうこの障害。
自分がasdだと知った今だからこそ認識する事は出来ますが、それでも出来ない事は沢山。特に相手の気持ちを理解するなどはかなりハードルが高い難題です。
大人になっても色々とやらかしてしまっているのですが、初めて会った人よりも何度か話した人の方が驚く事が多いはず。
異質な性質を持つアスペルガー症候群、ほんと、どこでドン引きされているか分からないものです。