過呼吸の多いアスペルガー症候群①
アスペルガー症候群には二次障害と言われる症状が現れる人が少なくありません。そしてその症状が発端となり精神科や心療内科でアスペルガー症候群と診断される人もいるのです。
一般的に言われている二次障害はうつ病、パニック障害、過呼吸、強迫性障害、睡眠障害、摂食障害など、耳にした事のあるような精神的な障害があります。
私はパニック障害と過呼吸を持っており、15年ほど付き合っています。発症した最初のきっかけは映画館のような場所に遊びに行ってた時の事。別に体調が悪かった訳でもないのですが、突然発作が起こりました。
「息が出来ない!!」
慌てて室内から屋外に出てその場で座り込み息が出来る方法を考えた事を覚えています。そこから数年の間は閉鎖的な場所には一切行けず、電車やバスなどの交通機関は使えません。
かろうじて使えた車もやはり閉鎖的な空間だと認識していたのか、長時間乗る事が出来ず遠出が出来なくなってしまいました。約5年ほどはそのような感じで出かける事をせず家で引きこもっていたのです。
常に過呼吸が起こる訳ではなく、何となく息苦しいかな?と思い始めると益々苦しくなりパニック障害や本格的な過呼吸が始まります。過呼吸で命を落とす事がないと知っていてもこの時間は非常に苦しいもの。
それが治まると何もなかったように普通に生活が出来るのです。一体あれは何だったのだろうと思うくらい、全てが普通通り。過呼吸が治まった直後は動く気力はありませんが、息苦しさだけは皆無。不思議です。
続きます・・・