アスペルガーとカサンドラ
夫婦のどちらかがアスペルガー障害で、もう片方は何も問題がない。しかし問題がない方がアスペルガーを理解する事に苦しみ気付けばうつ病やパニック障害などの精神障害が起こった場合、その人はカサンドラ症候群と呼ぶのだそうです。
何にでも名前がつく世の中ですね~(汗)
自閉症スペクトラムそのものも同じかもしれませんが、アスペルガー症候群の当事者の私には、どこが理解出来ないかを理解する事が難しいのですがもしかすると・・・
アスペルガーには強いこだわりがあります。一つの事にこだわると突き詰める性質があるのですが、突き詰め始めてしまうと周囲を見渡す事が出来なくなってしまいます。
興味のある事に対する集中力はかなりのもので、自分で言うのも何ですが全く回りが気になりません。例え横に主人がいても気にならずと言うか存在そのものを忘れてしまうほど。
これが休みの日などであれば晩御飯を作る事すら忘れ心が赴くままに自分の好きな事をしています。しかしこの集中力は相手から見るとかなり冷たい行動に見えるそうで、存在を無視されていると感じてしまう事があるのです。
それを頭で理解していても集中してしまうと同じ事を繰り返す・・・。こんなところも障害と言われる理由なのかもしれません。決して悪い事をしている訳ではなく、あくまでも自分にとって楽しい事をしているだけなのに嫌がられる。
何故嫌なのか、何故冷たく感じるのかを頭で理解していても本心では理解していないので、何故か分からないけど主人にとっては嫌なんだろうという認識でいます(笑)
ただ私が気をつけるだけでは改善する事は難しいのでお互いが妥協できるポイントを話し合いました。そして見つけた落としどころは
「夜中12時までは好きにする」
私は寝る前まで好きな事に没頭したいのですが、主人は集中している間に会話が出来ないのが嫌らしく「時間を決めれば待てる」そうなのです。本音で言えば22時頃までに終わって欲しいようなのですが、それは私が嫌。お互いが譲歩し合って夜中12時までは自由と決まりました。
この決まり、アスペルガーの私には窮屈なのですが仕方が、お互いが納得出来るポイントを譲歩し合いながら見つければそれ程ストレスになりにくいのかもしれません。