アスペルガー症候群が結婚生活に向いていないと言われる理由
私はアスペルガー症候群だと知ったのは最近ですが、その１０年程前に離婚を経験しています。理由は夫に好きな女性が出来たから。まぁ、仕方ないですよね、人間ですし（笑）とあっさり離婚。一度結婚を経験しいかに結婚が向いていないかを知ったので、二度と結婚はしないと思っていたにもかかわらず現在２回目の結婚をしています。
一度目の結婚生活で結婚不適合者だと思った理由は「個々でいいんじゃ？」と思ったのが一番。一緒にいる事が嫌なのではなく、面倒でもないのですが私は私、あなたはあなたと思っていました。それでも私的には頑張っていたんだと思います。いざ離婚をし結婚指輪を外した時、肩の荷が一気に降りたんですから（笑）
冷たいと良く言われていましたが、今の夫も私を冷たいと言います。ここがアスペルガーなんでしょうね、やはり私は私であなたはあなたって考え方が変わらないのですから。家族でどこかに行く場合は別として、夫婦で出かける時は基本的に私の好きな場所に出かけます。しかし夫が行きたい場所で私が行きたくなければ「ひとりで行けば？」と言うのですが、それが嫌なんだそうです。
その気持ちがどれだけ説明されても理解出来ない。一緒にいても一緒にいないように感じてしまうとカサンドラ症候群の人の言葉を耳にしますが、一緒にいるじゃない？と思ってしまうので何が寂しいかが分からないのです。
この気持ちがもう少し理解できれば結婚生活も問題なく過ごせるのかもしれませんが、多分理解するのは一生かかっても無理かも（汗）根本的な大元に考え方の相違があるような気がしています。
私の夫に対する優しさや思いやりは口には出しませんが自分ではかなりあると思っています。きっとどんな奥さんでも旦那さんの好きな物を作ろうと頑張ったり、少しでも喜んでもらおうとしてみたりと努力しているはず。同じようにしているつもりなのですが、どこかのパーツが欠けているからか優しさ全てが無いかのように見えてしまうのでしょう。
例え隣にいても自分が夢中になっている事があれば一切無視。逆に話しかけられる事そのものに優しさがないと感じたり私のやりたい事を阻害される事を許さなかったりと、自分が楽しんでいる事を途中で止める事が出来ないようなのです。話しかけられてもそっけなく、聞こえない事も多々あります。だから一緒にいるのに一緒にいないような寂しさを感じてしまうのかもしれませんね。
それでも少しは努力するようにしているのですが、心療内科の先生が言うには「その努力ではなく時間的に区切りを着けてみては？」との事。話しかける事に答える努力はかなりのストレスになってしまうらしいのです。そこで時間を区切るという事を提案されました。
時間を区切り始めるとそれ以降は普通の会話をするように心がけずとも、普通に会話が成立します。お互い気遣いせずに話せる時間を合えてつくる事で問題が少し緩和するのでしょう。
本来ならこんな努力は不必要なのでしょうが、こんな努力をしなければ相手を傷つけてしまうなんて・・・
やはりアスペルガー症候群は結婚生活には向いていないと言われても仕方が無い部分なのかもしれませんね。
