アスペルガー症候群の成人女性や大人の少し変わった特徴

40代に入り汎用性発達障害、自閉症スペクトラムに属するアスペルガー症候群と診断された私。成人アスペルガーの特徴や気持ちを本音で書いています。同じ障害を持つ方から夫や妻、そして子供がアスペルガーで悩んでいる方にも理解して頂ければと思います。

アスペルガー症候群は冗談を流す事が出来にくいんです

アスペルガー症候群は冗談を流す事が出来にくいんです

アスペルガーは冗談が流せない、ではなく全てを真に受けてしまうからかどれが冗談か分からないというのが真実かもしれません。そしてそれが冗談だと分かっても、それでもまだ真面目に受け答えしてしまうんです。

 

ウケを狙って冗談を言われても、笑うポイントが分かってないのでその場がしらけてしまう事は当たり前。そんな所が空気が読めないと言われてしまう所なのですが、空気を読みたくても読めないのが難しいのです。

 

通常だと嫌われてしまいやすい性質ですが、一つだけプラスになっていると思う事は「勧誘に負けない」事でしょうか(笑)。信じてしまいやすいアスペルガーですが、拒絶する場合はどこまでも拒絶の姿勢を崩しません。

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子供が小学生の頃、忘れもしない勧誘がありました。それは学校の正門前で配っていたプリント、確か算数の問題だったと思います。それを喜んで持って帰ってきた子供は「これ送ったらこれが貰える!」と、おまけに夢中でした(笑)

 

「答え合わせをした後、おまけを持ってご自宅に伺います。」と何やら怪しい文字が書かれているのですが、そこまで欲しいなら仕方がないと嫌々プリントを送付しました。当然後日その教材会社の営業マンが我が家になってきて・・・

 

営「やはり小学生時代の勉強って大切だと思うんです」

私「そうなんですか?人には向き不向きがあるんで一概には言えませんよね?」

営「学校の授業についていけなくなると虐めに繋がる場合もございますし」

私「勉強が出来ても虐められるパターンもありますよね?」

こんな感じで玄関先で3時間もの間じっくりと話し、最後には

営「お母さんのような方なら子供さん大丈夫ですね」

私「大丈夫ではないと思っているお母さんって今までおられたんですか?」

 

もう帰りたいのに帰らせてもらえない営業さん、本当その時はお世話になりました(笑)

 

こうやって永遠に反論してしまうので、道中に冗談があっても真面目に答えてしまうんです。冗談でさっさと流して帰ろうと思った事もあったと思うのですが、そもそも冗談が分からない上に冗談を真に受けて真面目に答えるので帰るに帰れなかったんだと思います。

 

普段の会話では周囲を困らせてしまうかもしれませんが、こんな使い方はいいかもしれませんね♪