アスペルガー症候群は子供(幼少期)の頃から変わった行動を取る場合が多いのですが、どのように変わっているかは人それぞれなんです。
アスペルガーだけではなく発達障害と言われる脳の機能性障害を持つ子供は「どこか」が人とは少し違う・・・少し変と言われてしまう事が沢山あります。
あなたのお子さんはもしかして
あなたと目を合わせようとはしないのではありませんか?
誰に対しても笑顔を見せてしまうのではありませんか?
同じ遊びばかりを繰り返しているのではありませんか?
幼稚園などでお友達と仲良く出来ず一人で遊んでいるのではありませんか?
偏食が激しかったり、ある一定の音に過敏過ぎるのではありませんか?
もし上記に上げたような事があるなら、それはアスペルガー症候群の可能性があります。
あなたと目を合わせよとしない事や誰に対しても笑顔を見せてしまうのには実は理由があるんです。それは「人」と「物」の区別がついていないから。
もう少し大きくなれば区別はつくのですが、幼少期はこの区別が出来ず目を合わせなかったり誰にでも笑顔になってしまうのです。
同じ遊びを繰り返すのは発達障害の特徴なのですが、これにも実は理由があります。
偏食が激しい事に似ているのですが、物事に対する好き嫌いが両極端だから。
好きだと思う物に対しては心が納得するまで固執してしまうので、一日中同じ事を繰り返している事も少なくありません。
そしてそれは大人になった私が今でも同じなので、きっと成長したとしてもあまり変わりません。
幼稚園などでお友達と仲良く出来ないのも、人に対する興味がなかったりどうすれば良いか分からなかったりと理由はそれぞれですが、仲良くするよりも一人を好む傾向にあるのでしょう。
成人になっても人付き合いの煩わしさを感じて人付き合いしない人も多いので、こんな部分もこの障害の特徴だと言えます。
ある一定の音に過敏すぎる、例えば掃除機の音には過敏に反応して泣いてしまったり逃げてしまったり。
この障害には感覚過敏と言われるものを持っている人が少なくないのですが、聴覚、視覚、味覚、触角、嗅覚と言われる感覚が人よりも過敏に反応してしまいます。
人によりどの感覚が過敏かは分かりませんが、嫌だと思う音がある人は多く私は未だに普通にテレビを見る事が出来ません。
子供が変わっていると思うお母さんやお父さんにとっては自分達とは全く異質な存在に見えてしまい、ついイライラしたり怒ってしまう事もあるはずです。
当たり前の事が出来ないのですから、親としてはどうして良いか分からなくなってしまう事もあるのではないでしょうか。
私が幼少期の頃、この障害はあまり知られていなかった障害です。そのため、子供が好きな事ばかりをしたり偏食が激しかったりすると「親の躾が悪い」と言われていました。
しかし好きな事ばかりする事も偏食が激しい事も、実は全て障害だから。そして今はこの障害をサポートしてくれるところも沢山出来ました。
大人になってからでは難しい訓練ですが幼少期であればあるほど効果が現れやすく、一般的に言われるコミュニケーション能力や社会性などが普通の人と変わらないほど成長する事もあるのです。
私は無表情もしくは誰にでもニコニコする子供だったと母から聞きました。大人しくまったく手のかからない子供だったそうです。
何故手がかからなかったか、きっと心に何も思っていなかったからなのかもしれません。
腹を立てるにはまず興味を持たなければなりませんが、その興味を持つ事が殆どなかったため育てやすい子供だったのでしょう。
しかし兄弟はアスペルガーではありません。嫌な事には怒ったり拗ねたりと表情や感情豊かだったのですが、あまりにも育てやすかった私の次に生まれてきた妹は逆に「この子はおかしいのかも」と思われていました。
今では笑い話ですが、もしあなたのお子さんが少し変かも?と思うなら、一度子供の発達障害を診断出来る医師にかかってみてください。問題が見つかれば改善出来る方法が沢山あるのですから!