アスペルガー症候群は子供(小学生)以前の幼少期から少し変わった行動を取る場合が多いのですが、社会の第一歩と言われる小学校に入るまで気付かれずに過ごす場合は多々あります。
私のように40代に入って初めて気付くパターンもあるくらいなのですから、小学生の間に気付けたのはとてもラッキーな事だと考えられます。
小学生に入り集団行動が始まりますが、発達障害を持っている子供は集団行動がかなり苦手です。
この障害は知能に問題がないので学校の勉強は人並みに出来る事が多いのですが、中には優れた知能を持っている場合もあるので勉強そのものにあまり支障はありません。
好き嫌いが激しいので苦手科目はあっても、物凄く出来る科目もあるといった感じ。
しかし人とのコミュニケーションに問題を持つので、勉強よりも学校生活や友達関係に問題が生じてしまうのです。
友達が欲しいと思っていても社会性のスキルがその年齢に追いついていないため、周囲から孤立する事も少なくありません。
また、自分ではおかしいと思っていないのに変な人だと思われる事もしばしば。自分では原因が分からない事が多いのです。
そしてその結果「人付き合いを避ける」ようになる場合もあり、私の場合は小学生の時に人とは殆ど接しない道を選んでいたような気がします。
何人の友達がいれば普通かは分かりませんが、小学生の高学年と言われる5~6年の間に3人の友達がそれぞれ数ヶ月間だけいました。
多分これは少ないんだと大人になった今では気付くのですが、子供の頃はあまり何とも思っていませんでした。
それだけ人と付き合う事が苦手だと思う出来事が沢山あったのだと思うのですが、この障害はあまり過去を覚えていない障害でもあるからか殆ど記憶に残っていません(汗)
ただ、いつも嫌われていた記憶だけが残っているので、嫌な思いをしてきたのだと思います。
知能に遅れなどがあれば分かりやすいのかもしれませんが、見た目や能力には何ら問題がないので見落としがちになるのでしょう。
集団生活が出来ない訳ではないのですが、同年齢の子供と同じスキルを持っていないためその部分は若干遅れ気味。
また空気が読めないと言われる障害ですが、自分なりに空気を読んでいてもその読み方が間違っているようです。
それが間違いだと、もしもっと昔に知っていればどこかが変わったのかもしれません。そう考えると、少しでも早く気付けたなら早めに対処が出来るという事。
少しでも皆が楽になれるよう、サポートや医師など何らかの手段を講じてみてくださいね!