アスペルガー症候群の成人女性や大人の少し変わった特徴

40代に入り汎用性発達障害、自閉症スペクトラムに属するアスペルガー症候群と診断された私。成人アスペルガーの特徴や気持ちを本音で書いています。同じ障害を持つ方から夫や妻、そして子供がアスペルガーで悩んでいる方にも理解して頂ければと思います。

アスペルガーで苦しく生きにくさを感じています

アスペルガー症候群は汎用性発達障害の一つ。

自閉症スペクトラムと呼ばれる障害なのですが、私も出来ない事が沢山あり苦しく生きにくさを感じる事が色々な場面でありました。

幼少期から学生時代は何故か嫌われ友達が出来ない。

子供が出来るとママさんの輪に入れない。近所付き合いなどはもっての他、どうして出来ないのだろうと考えた事が幾度とありました。

そしてそれは今でも続いていて、初対面の人と話す事は出来てもそこから先が続かず、結果知らない間に嫌われてしまっているんです。

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話しかけられれば笑顔で接しているのですが、会話のタイミングが分からなかったり相手の言いたい事が理解出来ない事など、会話のキャッチボールがスムーズに進まないからなのかもしれません。

咄嗟に状況判断をする事が難しい私は、思いもよらない話題が始まると頭がプチパニックを起こしてしまいます。

「この人は何を言ってるんだ?」と頭をフルに回転しているのですが、話している内容だけが次々と進んでしまい結局「そうですね」と言った無難な言葉で返答しているのですがそれがトンチンカンなんでしょう(汗)

定型発達の人にとって会話はそれ程頭を使う物ではないんですよね?初対面の人や友達や家族でも、それなりに考える事があっても難しいという物ではない。

しかし障害を持っている人にとって会話はかなり高度なテクニックが必要なんです。

当然単純な会話は考えなくても出来ます。

しかし少し難しい質問や思いがけない話題、そしてあまり知らない人との会話は、話す前から身構えてしまう事もあるからか、最初からドキドキしている事も少なくありません。

初めて自分がasdだと知った時、何故コミュニケーション能力がないかの理由がやっと分かりました。

努力して友達を作る道を選ばず、一人過ごす事を選んだ私。しかし障害がなければ友達を作る事も出来のだと思うと少し残念です。

人は誰もが誰かと接しながら生きていますが、対人面で色々な問題があるアスペルガーは大人になっても苦しさや生き辛さをどこかで感じてしまうのでしょう。

しっかりとした自分を持っているから何とか生きていけるけど、そうでなければもっと辛い人生だったのかもしれません。

これが自分だと受け入れる事、どこまで出来るかが大切なのかもしれませんね。