アスペルガー症候群の成人女性や大人の少し変わった特徴

40代に入り汎用性発達障害、自閉症スペクトラムに属するアスペルガー症候群と診断された私。成人アスペルガーの特徴や気持ちを本音で書いています。同じ障害を持つ方から夫や妻、そして子供がアスペルガーで悩んでいる方にも理解して頂ければと思います。

アスペルガー症候群は仕事が出来ない訳ではないのですが

アスペルガーという自閉症スペクトラムは出来る事と出来ない事が極端にある障害です。

そのため、何かは凄く出来るのに、何かが全く出来ないなんて事もあるのです。

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アスペルガー症候群は仕事が出来ない訳ではないのですが

障害を持っている人に対してイライラするのは、出来た事もしくは出来なかった事を目の当たりにしたからなのでしょう。

出来た事があった場合は「あれが出来たのだからこれも出来るだろう」と考えてしまい、出来て当然だと思ってしまったからなのではありませんか?

出来なかった事があった場合は、それが出来ないから全てが出来ないと思ってしまったからなのかもしれません。

社内の誰よりも計算が速いのに、その他の事は全く出来ないと言うギャップ。これがこの障害の持っているバランスの悪さだと考えていてください。

出来る事と出来ない事の差が激しく、特に出来ない事に関しては常識の範囲を超えてしまうはずです。

何度言っても覚えない、何度言っても改善しない・・・覚えようとしているのですがどう覚えて良いか分からないのです。

改善しようとしているのですが改善の方法が分からないのです。そのため、その方法を理解出来るように教えてもらえると、教わった通りにする事が出来るんですよね。

asdの人をイメージするなら

1+1=2

と言った計算式しか持っていません。2と言う答えは他にも

0+2=2
3-1=2
1×2=2
4÷2=2

など、本当は色々あるのですが、これがないのです。

しかし定型発達の人は色々な数式から2という答えを導きだす事が出来るので、一つしか方法のないアスペルガーは仕事が出来ないと思うのかもしれません。

しかし1+1=2に関してはきっとあなたよりも出来るはずなので、その出来る部分を活かせる部署などがあれば良い仕事をしてくれるんですよ♪