私はアスペルガーだと昨年診断された女性です。それも40歳を過ぎて(汗)
汎用性発達障害と言われる障害の自閉症スペクトラムと呼ばれるこの障害、自分がそうだと知って勉強しようとブログを始めました。
検査をしたのは今年1月頃、結果が出たのは3月なのでアスペルガー症候群の新参者です。しかし知らないとは言え既に数十年もお付き合いしてきたこの障害。
案外知らないところで様々な問題を抱えていたみたいです。
そんな女性の私が初めて知った「ここが障害か!!」と思いついた事をブログに書いているのですが・・・
まずは友達がいない。
いない訳ではないのですが学生時代から極端に少なかったのですが、それがおかしな事だとは気付きませんでした。何故嫌われるのか?も分からず過ごした学生時代だったのです。
新しい環境に馴染めない。
この障害は新しい事を受け入れる事が苦手なんです。新しい学校に進学したり新たな職場に入ると、周りの環境や接する人など全てが変わります。
それが受け入れられず退学や転職を繰り返していたと知ったのは障害を知ってから。それまでは「単なるワガママ」としか考えていませんでした。
好きな事だけしか出来ない。
出来る事と出来ない事が両極端過ぎてしまうのですが、好きな事意外は心に何も思わないんですよね(汗)
そのため、興味のない事には無関心と言える程全く興味を示す事が出来ないのです。
私は女性なのですが残念な事にファッションや美と言われる部分がどうも欠落しているようで、思春期の頃から見た目を飾る事が苦手でした。あぁ、ほんと残念(泣)
結婚をした私は家事や片付けが苦手だと始めて気付いたのですが、これも同じように興味がない部分。
怠惰なのかな?とは考えた事もあったのですが、掃除や選択そして料理と楽しいと思える部分がないのです。
生活が出来る最小限だけを行ってきたのですが、この障害を持っている主婦の悩みでは多い事らしく私もその中の一人だったようです。
主人に対して冷たいそうです。
が、これを知ったのは私がasdだと知って初めて主人が口にした事でした。
自分ではかなり良い妻だと自負していたのですが全く逆!かなり冷たくて人の気持ちを理解出来ない人間だったのだそうです。
それならそうと早く言ってくれれば良かったものの、単なる性格だと思っていた主人。
性格が悪いなんて口には出来なかったらしい・・・、そらそうですよね、奥さんに「お前性格悪い」とはなかなか言えませんもの(汗)
そして主人から色々な私の変な部分を聞く事が出来たのです。
人の話を聞いていない、自分勝手な事ばかり話す、空気を読まない、そして冷たい。
この冷たいという部分には、私の中に夫がいないように感じるほどだそうで時々「自分なんて居なくてもいいんじゃ?」と悩んでしまうほど。
不思議ですよね、そんな事は1度も考えた事がないのに相手にそう思わせてしまうって。それ程相手とのキャッチボールが出来ていないらしいのです。
しかしこれらの事は自分では思った事がなく、自分では気付きにくい当たり前の事になっているのでしょう。
生まれた時からこれで生活しているのですから、まさか自分がおかしいとは思いませんしね(汗)
最近は「今の会話アスペだった?」と聞くようにしています(笑)
しかしアスペだったと言われても実はその理由が理解出来ない事がほとんど、だからそうなんでしょうけど。。。
アスペルガー症候群の方は人生を悩んでいる人が多いのですが、逆に夫や妻、彼や彼女を精神的に追い詰めてしまいカサンドラ症候群にしてしまう危険性も持っています。
私は女性なのでアスペルガーな妻が夫をカサンドラにしてしまう可能性大!!
そうならないよう勉強しなければ・・・とブログを始めました。
同じ障害で悩んでいる皆さん、勉強する事は多いかもしれませんが一緒に頑張りましょうね♪