アスペルガー症候群は考え方を整理しにくく、頭の中が時々パニック気味になってしまう事があります。
これはアスペルガーの特徴の一つ。
色々な事を同時に言われるとどれから手をつけて良いか分からない・・・これは定型発達の人でもあるかもしれません。
しかしアスペルガーの人は一つの事を言われても順序が分からず何をどうすれば良いかが分からなくなる事があるのです。
口頭であれこれ言われるとなお更、何かに引っかかりを感じてしまうとそこで頭が止まってしまい他の言葉が頭に入らない
仕事などで重要な事を言われているのは理解しているのに、どの部分が大切か?何をする必要があるのか?を順序立てて言ってもらわなければ理解出来ないことがあるのです。
言葉の中に「あれ」や「これ」と言うような抽象的な言葉があれば益々分からない。そのため「仕事が出来ない」「あいつはダメだ」と言われてしまう場合もあるのです。
頭の中は常にフル回転。言われた事を整理しながら物事の順序を考えるのですが、些細な事が気になりすぎるので普通よりも時間がかかってしまいます。
自閉症スペクトラムは脳のどこかが上手く機能しない発達障害なのですが、どの部分が出来ないかは人それぞれ。
しかし物事を順序良く考える事や整理することは大抵のアスペルガーな人だと苦手なはず。
そこが上手く行くと障害があってもそれ程社会生活は問題ないのに!と思います。