アスペルガー症候群がはっきりしているのは好き嫌いが激しいからなのですが、言葉ではっきりと伝えてしまうから余計にそう思われてしまう事があるのでしょう。
特に抽象的な言葉が理解しにくいアスペルガーな人達だから、自分では抽象的な言葉を使わない人も多いはず。
相手に伝えたい事がしっかりと伝わるよう言葉を濁さないのもそう思われる要因の一つになっているはずです。
アスペルガーが出来ない問題
自閉症スペクトラムと呼ばれる障害を持つ人にとって「空気を読む」事や「流れを感じる」事は非常に難しい問題。
「見てれば分かる」「この場合はこうなるのが決まり」などと言うような事も苦手です。
臨機応変に対処する事も苦手なので、その場に合わせた行動は定型発達の人よりも難しいと感じているのです。
出来ない事は他にもあり、例えば人付き合いを円滑にする事や対人関係もかなり難しい問題だと言えます。
決して相手の気持ちを理解していない訳ではないのですが、自分では気付かない間にちぐはぐさを感じてしまった経験が多いので積極的に人と交わる事をしないから余計になのかもしれません。
アスペルガーがはっきりしている理由
発達障害の人は殆どの事に対して好きか嫌いかを分ける事が出来ます。その理由は好きな事が少ないからなのかもしれませんが、嫌だと思う感情が定型発達の人よりもキツク出てしまうからなのです。
嫌な事は何が何でも嫌だ!!という気持ちが強いのですが、その気持ちは抑える事が出来ないほど。
そのため嫌いだと思う事ははっきりと言ってしまう傾向があるのでしょう。
ちょっと嫌いや少し好きと言った中途半端な感情もあまり持ち合わせておらず、やはりどちらかに傾いています。
そんなバランスの悪さがアスペルガー症候群がワガママだと言われる所以になっているのでしょう。