アスペルガー症候群は冷たい人が多いと言われます。
しかしアスペルガー当事者の私は自分が冷たいと思った事は一度もなく、優しい人だと思っていました。
しかしある時夫に「何故そんなに冷たいの?」と聞かれ、自分は思っていたような人間ではないのではないかと考えたのです。
自閉症スペクトラムの人は関心がない事や興味を持てないような事には全く心が動きません。
全くというのはゼロといっても良い程関心を示さないので、冷たさを感じるのはこの部分ではないか?と考えています。
アスペルガーが冷たいと言われる理由
興味のない事=どうでも良い事
とまで割り切って言える事が少なくないのですが、これは定型発達の人でも同じかもしれません。では何が違うか。。。
どうでも良い事が普通よりも多く、どうでも良い事のためには頑張れない
こんな違いがあるのでしょう。
無理をして人付き合いをする、無理をして飲み会に行く、定型発達の人は嫌々ながらでも無理をして人付き合いをする事が出来るのですが、自閉症スペクトラムな人は「無理をする理由」が分からないでいるのでしょう。
私も過去上司から飲み会に誘われたのですが
「楽しくないから行かない」
と発言し周囲から白い目で見られた事があります(汗)
どのような場面でもこのような事を平気で言ってしまうので、シチュエーションによっては冷たいと感じられてしまう事があるのでしょう。
アスペルガーが持つ優しさとは
だからと言って全てに対して冷酷という訳ではありません。
発達障害を持っていても相手を思いやる気持ちはあるんですよ!!
しかしこの思いやる気持ち、もし普通の人が100あるなら発達障害の人は50でマックスかも・・・。
そう考えると発達障害の人が精一杯優しさを持って接してもなかなか相手には伝わらないですよね(汗)
冷たいと言われるアスペルガー症候群ですが、それでも相手に対する優しさはあります。
少し分母が少ないかもしれませんが、それなりに色々と考えているのです。そうは見えないかもしれませんが・・・