アスペルガー症候群の母が辛いと感じている定型発達の子供にとって、アスペルガーの母との付き合いはなかなか難しいもの。
特にお母さんがアスペルガーだと気付いていないならなお更です。
私の母は社交性もある女性なのですが、アスペとは異なります。
発達障害というよりもかなり性格に偏りがある毒親と言ったところ。
子供の頃から感じていたのは
- 全て自分の責任ではない
- 気に入らないと怒る
- 反省はしない
自閉症スペクトラムっぽいのですが、友達と旅行に出かけたり遊びに行ったりと少し違い、かなり激しい性格を持った女性です。
アスペルガーでない母に育てられたアスペルガー
そんな母に育てられた私は発達障害でした。これは父方の遺伝だと思っているのですが・・・
父の事を理解しようとしなかった母、私はかなり父に似ていたのですが理解出来ない事も多かったのでしょう。
何を言っても反応せず、だからと言って顔にも出ない。自分とは違うけど楽な子だと思ったのか、定型発達の妹をおかしいと勘違いしていたそうです。
アスペルガーな母が育てた普通の子供
asdを持つ私は結婚し子供を生みました。昨年まで自分が発達障害だとは知らず子育てをしてきたのですが、子供はかなり辛い経験をしたんだと思います。
辛い・・・というよりも淋しい・・・です。
小学生の時にもらった母の日の手紙には
もっといっぱい遊んでください。
この一文は今でも心に残っています。
遊んでいるつもりなのですが、心が入っていないというか、何よりもかなり子育てが苦手だった私。子供そのものが苦手なのです。
子供が高校生になった頃初めて、それまで無理をして子育てをしていたと気づきました。やっと子供が理解出来るようになったのです。
自分の中では別格な位置に存在する子供。その子供ですら淋しさを感じてしまうのですから、子供以外の家族はもっと淋しさを感じているのでしょう。
これから先は子供に依存しないよう心がけなければなりません。今でも十分子供にべったりしているように見えるらしいので。
アスペルガー症候群の母が辛いと感じる辛さは、そのお母さんの状態で変わります。しかし、定型発達で生まれた子供は生まれながらにして辛さを感じている・・・
自分の子育てを振り返ると反省しなければなりません。