アスペルガー症候群の成人女性や大人の少し変わった特徴

40代に入り汎用性発達障害、自閉症スペクトラムに属するアスペルガー症候群と診断された私。成人アスペルガーの特徴や気持ちを本音で書いています。同じ障害を持つ方から夫や妻、そして子供がアスペルガーで悩んでいる方にも理解して頂ければと思います。

アスペルガー症候群で心をオープンに開いている人はかなり少ない

アスペルガー症候群の人でを開いている人を私はまだ見た事がありません。

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まぁ、人とも殆ど付き合わないので絶対数がかなり少ないのですが(汗)

 

私は大人になってから自分がアスペルガーだと知ったのですが、子供の頃から心を開いた事がないような気がします。


アスペルガーが心を開かない理由を分析

子供の頃から人に理解されなかった経験が少なくない自閉症スペクトラムの人とって、自分の心を守る事が自然に出来るようになった人は多いはず。

 

だって誰も分かってくれないし言っても理解してくれないんですから、ますます閉じてしまいますよね。

 

嘘がつけないアスペですが、本音を話す事と心をオープンにする事は同じではありません。感覚的には全く異なっているのです。

 

しかし相手からすると

 

「この人は本音で話してくれるから信頼出来る!」

 

と思われるのですが、いざ確信に触れようとすると突然シャットダウン。そのため相手から

 

「何なのこの人!」

 

なんて思われてしまうんですよね。

 

そんな経験を何度も繰り返してきた結果、全く開かれない扉が出来上がってしまうのです。


本音と建前が使い分けられない

発達障害の人はあまり建前を使う事がありません。

 

と言うか、使い方が分からないというのが正しいかも!?

 

つい本当の事や思った事を口にしてしまうので空気が読めないと言われる事もあるのですが、建前が何故必要なのかが分かっていないのです。

 

以前、これが言ってはいけないんだ!と教えてもらった事がありました。それは髪の毛を切った知り合いと話していた時の事。


知「髪の毛切ったんですよ♪」

私「少し短くなったね!(あー似合ってないな)」

知「結構カラーも悩んだんですけど、この色にしたんです!」

私「イメージ変わったよね、でもあまり似合ってないね」


これ、やっちゃってるんですよね(汗)言わないんですってね普通は、似合ってないって。

 

これは悪いパターンですが、どのような事でも本音を普通に言ってしまうので、心がオープンになっているように見えてしまうのかもしれません。

 

アスペルガー症候群の言葉は一見心が開いているかのように見えるかもしれませんが、沢山の壁で守られています

 

守らないと生きてこれなかった結果なのですが、この扉が開く事は今のところまだないようです。