チック症(トゥレット障害)はアスペルガー症候群の人に多い症状です。
首をふったり鼻を鳴らしたりと自分で抑えたくても抑えられず悩んでいる人が少なくありません。
子供の頃は普通でも比較的多い症状ですが、大人になっても治らないなら発達障害を疑ってみても良いかもしれませんね。
チック症(トゥレット症候群)はアスペルガー症候群(asd)に多い症状の一つなのですが、聞いた事はありますか?
チック症は首をふったり鼻をならしたりなど、一見単なる癖のように見えるかもしれません。
しかしアスペルガーとチック症を併せ持っている人は少なくなく、私もその一人。
チック症(トゥレット障害)の症状
- 目をパチパチする
- 首を振る
- 口を大きく開ける
- 肩を上げる
- 足で地面を蹴る
- 飛び跳ねる
このような症状があります。また
声を出したり、時には叫ぶなど音を出す音声チックと呼ばれる症状もあります。
子供の頃は定型発達でも比較的よく見られるのですが、一時的な症状で終わる場合が多く大人になってまで続く事は殆どありません。
しかし発達障害や自閉症スペクトラムの人は大人になっても治る事があまりないと言われています。
チック症(トゥレット症候群)が酷くなる時
私が発達障害だと知ったのは、このチック症が酷くなった事がきっかけでした。
その頃、非常に強いストレスを感じていたからか症状が激しく、電車の中でも抑える事が出来なかったため精神科に行くと発達障害との診断を受けたのです。
子供の頃から首を振ったり声を出したり、足で地面を蹴る症状があったのですが、長年の付き合いからかストレスが溜まると酷くなると言う事は認識しています。
自閉症スペクトラムの人は脳の中で常にストレスを感じているので、それ以外の対人問題や仕事の問題などが生じると普通の人以上にストレスを感じてしまいチックも酷くなってしまうのでしょう。
心のイライラやモヤモヤなどのストレスが酷くなると症状も激しく自分では抑えられなくなるのですが、自分が好きな事をしているとあまり出る事はありませんのでやはりストレスが一番の原因なのでしょう。
アスペルガー(asd)とチック症
発達障害の誰もがチック症という訳ではなく、また、チック症の人がアスペルガーという訳ではありません。
あくまでも障害を持つ人が併発している事が多いという事。
しかしいずれも生まれつきの脳の機能の発達に問題があると言われているので、似通った部分に障害があるのではないかと言われています。
トゥレット障害はより酷くなった状態の事で、体を動かす+音を出すが同時に現れている状態が1年以上続いた場合です。
汎用性発達障害やアスペルガー、ADD、ADHDなど何らかの障害を持っている場合で、チック症(トウレット症候群)が気になるなら、一度病院を訪ねてみる事がおすすめです。